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僕は福島県相馬市で漁師をしています。

福島県産の魚介類を「なんとなく怖い」というイメージで避けている方の不安を払拭したくて、前回、
という記事を書きましたが、みーちゃん(嫁)に見てもらったところ「分かりづらい」といわれたので、改めて整理してまとめなおしてみました。



ちなみに、僕がこの記事で伝えたいことは、
  1. 世界にはもともと放射能があって、あなたも昔から被爆者(だから過剰反応はやめて冷静になろう)。
  2. 出荷されている福島県産の魚介類は、国の出荷基準以上に厳しい自主出荷基準を、大幅にクリアしているので、自信を持って安全といえます。
  3. 出荷基準っていうのは、もちろん子ども考慮されていますのでその点も安心してね。

です。

それを知っていただければ、ぶっちゃけこの記事(ここ以下の文章)を読んでもらえなくてもよいですw
 

 

【①放射能について】

まず大前提として地球が誕生した時から地球上には放射性物質があり、生物はずっと大地や大気、宇宙から外部被曝(がいぶひばく)や内部被曝(ないぶひばく)をしてきました。
→日本平均:1人当たり年間2.1ミリシーベルト
→世界平均:1人当たり年間2.4ミリシーベルト
 
つまり、ぼくもあなたも昔から被爆者です。
沖縄の彼もアメリカの彼女も、オランダのおばあさんもアフリカのキリンも、フランスのくじらも昔から被爆者です。


そのうえで、現在の福島の放射線量は、原発事故による人工放射線量の増加を考慮しても十分安全なレベルです。

ただし、じゃあどうなったら危険なのかが気になったので、こちらの記事から避難準備基準を抜粋します。参考にどうぞ。

脱出基準 
(1) 居住地近くでの放射線濃度が1000マイクロSv/時(=1ミリSv/時)に達したら、緊急脱出しなければならない = 赤信号。 

(2) 居住地近くでの放射線濃度が100マイクロSv/時(=0.1ミリSv/時)に達したら、脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。
 

(3) 妊婦(妊娠かどうか分からない人を含めて)や小児の場合、居住地近くでの放射線濃度が300マイクロSv/時(=0.3ミリSv/時)に達するか、ダスト濃度が 500 Bq/m3 に達したら、緊急脱出しなければならない = 赤信号。
 

(4) 妊婦(妊娠かどうか分からない人を含めて)や小児の場合、居住地近くでの放射線濃度が30マイクロSv/時(=0.03ミリSv/時)に達するか、ダスト濃度が 50 Bq/m3 に達したら、脱出の準備を始めた方が良い = 黄信号。
  
※脱出基準根拠の抜粋は長くなるので割愛します。気になる人はリンク先で読んでみてください。




【②食べものに含まれる放射性物質について】

①で自然界にもともと放射性物質が存在することを紹介しましたが、食べものにももちろん天然の放射性物質が含まれており、僕たちは年間約1ミリシーベルトの内部被ばくをしています。
そのため、少しでも放射性物質が入っていたら危険という間違った考えは避けて、食品安全基準値等と合わせて正しく理解して欲しいです。


身近な例としてバナナ(←"福島のバナナ"ってことじゃないです世界中で流通しているバナナです)には、放射性物質がどのくらいあるのか調べたところ、バナナ1kgあたり109ベクレルでした。
※バナナには自然界にふつうに存在する放射性物質であるカリウム40(※Aが含まれています。
※参考:食品成分データベース@文部科学省)
 →https://fooddb.mext.go.jp/


ちなみに、2017年3月現在、流通している福島県産の魚のほとんどは放射性物質が不検出です。

国が出荷基準にしている数値(1kgあたり100ベクレル)半分(1kgあたり50ベクレル)以上の値でも検出されれば出荷をしないという厳しい数値規制を、相馬双葉漁協で行っています。
これは、万が一にも1kgあたり100ベクレルを超える魚を流通させないためです。
バナナと比べものにならないほど低い値です。

食べものに少しでも放射性物質が入っているのが嫌なら、バナナやアボカドや昆布とか、カリウム含有量が多い食べもの全部食べられなくなっちゃいますよね

ベーキングパウダーのカリウム含有量なんて、バナナの10倍以上です。

そういった事実も知ってもらって、福島の魚も安心して食べて欲しいです。
 

(補足)厚生労働省Webサイト「食べものと放射性物質のはなし」Q&A

■基準値以下の食品は、ずっと食べ続けても安全です

2012年4月からの新しい基準値は、食べ続けたときに、その食品に含まれる放射性物質から生涯に受ける影響が、十分小さく安全なレベル(年間1ミリシーベルト以下)になるよう定めています。
これは、食品の安全基準を定めている国際的な委員会が、これ以上の措置をとる必要はないとしている指標に基づく、厳しい水準です。
 
※A
福島原発事故の影響で食品から検出されるようになった放射性セシウムは、自然界にふつうに存在する放射性物質であるカリウム40と化学的性質が似ており、体内でほぼ同じように分布すると考えられています。




【③子どもへの影響について】

国が出荷基準にしている数値(1kgあたり100ベクレル)は、年齢ごとの限度値のうち最も厳しい値(1kgあたり120ベクレル)を下回る数値として設定されておりますので、妊婦・幼児・お子さんが食べる場合も考慮されていますので、お子さんでも安心して食べてもらって大丈夫です。

新たな基準値設定の考え方
 ●食品中の放射性物質の新たな基準値@厚生労働省から抜粋
 →http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329.pdf




【④その他役に立ちそうな情報資料】

放射能や放射性物質の話って、むずかしくて敬遠しがちですよね。

国が作成している分かりやすいパンフレットのリンクを貼っておきますので、もっと知りたい点があれば、読んでみてくださいm(__)m

●食べものと放射性物質のはなし@厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/houshasei/index.html

●食品中の放射性物質の対策と現状について@厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/20131025-1.pdf

●妊娠中の女性や育児中の母親向けに放射線への心配に答えるパンフレット@厚生労働省

【⑤さいごに】

放射能も放射性物質も、ニュースでいろんな話しをされても難しくてよく分からない。
でも、なんとなく「汚染」とか「被曝」とか、危険そうな印象だけは残る。

それを正しく知って、正しく判断すると、少しだけ人生が豊かになるかもしれません。

この記事をきっかけにでもそれ以外のきっかけでも、一人でも多くの方が、
安心して福島県産の魚介類を召し上がっていただければ幸いです。



いぎなしうめ〜ど〜♥(とってもおいしいよという意味)



ではここで一句。

「人はみな 知らないものを 遠ざける」

ありがとうございます。